< 撮影機材 LEICA M10-R BP Apo-Summicron-M 35mm f2 >
この写真はタイトルがなかなか思いつかなくて そのせいで投稿できないでいたのですが、
2つ前の記事「夕暮れ迫る」へ頂いたtullyzさんのコメントの中に「 緑をコンプリートしたという感じ 」という言葉があって、
それで、そのコメントの一言を拝借して、今日の写真のタイトルが決まりました。
tullyzさんにお礼を言わないと・・・・ありがとうございます。
この道は、エキサイトでブログを書いていた頃にもご紹介したことる場所ですが、
距離は短いのですけれど、私の大好きな道です。
ステンドグラス美術館から一軒茶屋前交差点で那須街道に合流するまで、御用邸の敷地の中をほぼ2Km程、まっすぐ一直線に貫いている道路で、通称は「ロイヤルロード」と呼ばれています。
両サイドの森の木が大きく育っていて緑のトンネルになっている上に、カーブのない真っ直ぐな道がとても美しくて気持ち良くて、那須に行くと必ず、車の屋根を開けて走りたくなる道です。
まさに、快適な道の完成形なんですよ。
3回に1回くらい、柏屋さんで薄皮饅頭を買ってきたり、SHOZO CAFEでマフィンを買ってきたりして、路肩に車を寄せて、しばらく緑のシャワーを浴びながら休憩する場所でもあります。
夏休みの最盛期の他は車の往来の少ない道なのですが、たまたま車と人がやって来て、なんだかちょっと楽しくなってシャッターを切りました。
今頃は那須高原は紅葉の真っただ中かな?
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カメラを始めるという大学の友人のお買い物に付き合って、
色々なカメラを見たり触ったりしながら、やっと無事に入門機が決まりました。
彼女からの希望は、持ち歩きやすいようになるべく軽くて小さくて、操作が難しくないもので、モニターがチルトすること、手振れ防止機能が付いていること。
「なんでもいいの。」と言った割には注文が多い。(笑)
私からのアドバイスは、「フルサイズセンサー & 明るい単焦点レンズ」でした。
本当に、どんなアドバイスをしようかと迷ったのですが、
色々悩んだ末に、もし本気でカメラを始めるのであれば、「入門機はフルサイズにする」というのが唯一のアドバイスという結論になりました。
私が写真を撮り始めた頃はフィルムカメラだったので、センサーの大きさで画角換算したりということもなくて、35mmは35mmの、50mmは50mmの画角や被写界深度で、レンズ感覚が自然と身に付いたと思うのです。
まぁ、言ってみれば、カメラ=フルサイズということだったからと思います。
撮りたい写真のイメージがあったら、そのフレームに合わせた画角のレンズを自然と選べるようになる・・・ということは、ものすごく基本中の基本だけど、すごく大切なことと思いました。
そして同時に、同じF値でも、35mmと50mmではボケの出方が微妙に違うことを考慮して、「根拠を持ってこのレンズを選ぶ」という感覚がすごく大切と思ったんです。
それなのに、初めてカメラを触る人に、「このカメラはaps-cセンサーだから、レンズ表記は50mmだけど、画角は1.5倍の75mmです。」って言っても、意味がわからないだろし、頭の中が混乱しますよね。
その上、画角は75mmになっているのに、被写界深度は50mmレンズのままで、だからこれは実際の75mmレンズのボケの出方とは違うのよ・・・なんて、説明してあげる方が難しい。
そういう訳で、将来的にもっと小さいカメラで楽しみたかったり、もしくは本格的にミディアムフォーマットで楽しみたかったりするのはいいのだけど、
最初の最初の初めの時は、理屈ではなく体感でレンズ感覚を会得するにはフルサイズがいい、というのが私のアドバイスでした。
そうしたら、機種の選択肢が意外と少なかった・・・
フルサイズのカメラは、おおむね大きくて、小柄で手の小さい友人の手に馴染むのが少なくて。
APS-Cセンサーのカメラだと小さくて可愛らしいデザインのもたくさんあったので、決意が一瞬怯みそうになったけど・・・初志貫徹で。
それでも、友人がすごく気に入ってくれたようなので、ホッとしました。
単焦点は50mmにしようかどうか迷ったのですが、35mmは 20cmまで寄れたのと、友人が旅行で景色を撮りたいって言うので・・・35mmだけどf1.8だったから、結構綺麗にボケが入っていたし。
でも、次の日に「どぉ?」って電話したら、やっぱりズームも欲しいって言われちゃった。(笑)
まだ、まだ・・・・・ズームに頼るのは、もうちょっとだけ我慢しましょう。
便利は便利なんだけどね。
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