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とっておきの場所 #2



<  撮影機材   Hasselblad 907 50C Meyer-Optic Gorlitz Oreston 50mm f1.8 >



 今日も私のとっておきの場所のお話の続きです

私は風景を撮る時になんとなく水辺を好みます。 山間の池や沼地、湖、湿原、そして渓谷・・・


実は前回の投稿の撮影地は 栃木県那須高原と那須塩原の中間くらいの山間で、

「木俣渓谷}という場所でしたが、

今回の場所はもう少し北の方、福島県の「西郷瀞」です。


西郷瀞は渓谷の片方の端になる場所で、丸い石ころに覆われた広い河原のある静かな淵です。 ここも本当は観光地ではあるのですがメジャーでなくて、地元の子供達が遊びに来るぐらい。

子供達が学校に行っている間は誰も来ないので、穏やかな静けさを湛えた、涼しくて素敵な場所です。



ここから渓谷に沿って上流への山道を抜けると、渓谷のもう一方の端、雪割橋に出るのですが、 その道から少し逸れた分岐道を行ったところに「熊の滑り台」という変わった名前の一枚岩の滝があります。

その滝もとびきりのとっておきの場所だけど・・・




今日はその「熊の滑り台」に辿り着けなかったお話です。(笑)




ずっと以前にトレッキング仲間の友人と雪割橋側からアプローチしたことがあるのですが、

その時はカメラを持たずに行ってしまったので、

すっかり魅せられたその滝を写真に収めたくて、一人でもう一度出かけました。


ところが、事前に西郷村の役場に問い合わせを入れたところ、

雪割橋が工事中で登山道の入り口が閉鎖されているので、西郷瀞の方から入ってくださいと・・・

「熊の滑り台」はどちらかというと雪割橋からの方が近いし、私は西郷瀞からの道は初めてだったので、

ちょっとヤダなぁ・・・と思ったんですよね。

でも、無理はせずに行けるところまで行って、歩きにくそうだったら引き返そう、と思って

とりあえず出発しました。


西郷瀞にある小さなキャンプ場の横の登山道を入り、しょっぱなから急坂でしたけれど

でも登りきったらあまり暗い森ではなくて、渓谷に沿って開けた明るい遊歩道が続いて、

ほっとしたのもつかの間・・・


道半ばで 「これ」 ↓  に行き当たっちゃった。







登山道を塞ぐ形の大きな大きな岩盤に掘った手掘り(?)の小さなトンネル


高さは1m20cmくらい、幅は5~60cm

低く屈まないと入れないし、入ったら身動きできないくらいに狭い。

おまけに、内部が微妙に登坂で入り口から先が全然見えない・・・真っ暗です。


トンネルの左手は渓谷に向かって急峻な崖、右側は山に向かって岩盤の崖なので、

だから迂回は無理で、これを通りぬけないと ”絶対に” に進めない。

肝試し・・?

仲間や山のガイドさんと一緒ならワイワイ言いながら面白がって通り抜けるかもしれないけど、

独りぼっちの登山道で、これを通り抜ける勇気のある人、いるのかな?



山道で立ち往生したまま、無性に可笑しくなって、意味もなく笑っちゃった。

昨日電話した時、役場の人は何も言ってなかったけど・・・これに入れって? (笑)

地元の人には普通のたいしたことのないトンネルなんだろうか?


本当は懐中電灯も持っていたので、

向こう側が見えるか覗いてみようかなぁって、ちょっと思ったりしたのですが、

覗いた途端に熊が「がぉっ」と出てくるような気もしたし、熊じゃなくても何か野生動物がいるかも・・・

なんだかライトで照らしてみることすら気が引けて、


・・・で、回れ右して帰ってきてしまいました。(笑)



雪割橋の工事はもう終わったようなので、今はこのトンネルは通らなくても滝には行けるようになったはず。

でも、今度は私が忙しくてなかなか行けません。

紅葉の頃に行けたらいいなって思うけど・・・・


だから、「熊の滑り台」の写真は、また後程のお楽しみしてくださいね。















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